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外資系企業で働いた体験談

My Experience Working at a Foreign Company

これから外資系企業へと転職を考えている方に参考してもらいたいと思い、以前中規模の外資系企業で働いた実体験をお話したいと思います。

外資系といっていくつか種類があると思いますが、私が働いていた会社は海外に本社がある日本支社で働いていました。外資系といっても色々な社風がありますが、会社の経営方針や理念は海外の本社で決めていて外国人も多く在籍していたので、外資系としての社風は強かったと思います。

外資系がシビアと言われる理由

個人のパフォーマンスを重視する風潮があり、チームワークというようは常に個人の成果を求められていました。期待されている仕事ができなければ、辞めてもらってもよいという雰囲気があり非常にシビアな職場と言えるでしょう。急な解雇というケースもあり、その日にパソコンや会社の物品を返却しなければならないといったこともありました。

営業戦略も海外で方針を決めてその内容が日本支社におりてくるので、戦略が急に変わったりするこもあり、そのスピードに常にフレキシブルに対応しなければなりませんでした。

外資系の給料

外資系の給料は高いと一般的には思われていますが、必ずしもそうとは限りません。私の会社はベースサラリーとインセンティブサラリーに分かれていました。ベースサラリーがインセンティブを下回ることがおおく、成果をだせばインセンティブが増え高収入がねらえますが、成果が出せないと給料も低くなり非常にいずらくなる環境であると思います。成果を出していれば、給料も高くなり、出世のスピードもあがると思います。

マネージャーになると当然ベースサラリーはあがりますが、その分部下を持つので責任の範囲も広がりプレッシャーは増えます。しかし結果を出していれば、その分高い給料をもらえることも事実です。

福利厚生

法定外福利厚生に分けられる退職金や家族手当や住宅手当はなかったですが、有給休暇は非常に取りやすい社風でした。また産休や育休についての理解は非常にあり、女性も働きやすい会社だったと思います。

残業時間

19時にはほとんどの人が帰宅していてあまり残業をする社風ではなく、日系企業は残業をしていれば、頑張って働いているなと周囲から思われることが多い思いますが、外資系ではいつも残業をしている人はスケジュール管理が上手ではない仕事ができない人だと思われることも少なくないです。会議もアジェンダに沿って短時間で終わっていました。効率重視で限られた勤務時間内で仕事を終わらす集中力はすごいと思います。そして上司が率先してワークライフバランスを重視している職場なので、他の社員もあまり残業せずにプライベートの時間を大切にすることが出来ていました。

異文化を学べる

他国籍な社員が在籍していて、半分くらいは日本人でしたが彼らのほとんどが幼少期から海外で育っていました。職場の同僚から色々な文化を学べたことで私の視野も広がり、非常に良い経験だったと思います。

自己アピールが大切

外資系に勤めてこれは出世する為に非常に大切だと感じたことですが、それは自己アピール力です。会議で積極的に発言し、自分の成果や意見をアピールできない人は外資系では生き残っていけないと思います。日本でいう謙虚さは全く理解されません。私はこの部分をしっかりと理解して、もっと自己アピールをするべきだったと思います。毎週進捗会議をしていたのですが、外国人の同僚達は達成するために最大限努力している姿を伝えることが上手でした。

英語スキル

社内共通のツールは全て英語になっていますので、英語が第一言語で飛び交っている職場になります。私は英語がそこまで得意ではなくTOIECも700点程度で少し苦労をしたので、やはりある程度の英語のスキルは必要になると思います。私の場合は日本のクライアントを担当していたので、社外は日本語で社内では英語を使用する率が高かったです。しかし、そこまで英語が得意ではなくても、実務を通してスキルアップをすることは可能だと思います。

女性の活躍

女性の上司も多く時短勤務も可能で、小さい子供がいてもバリバリと仕事をしている方が多くいました。付き合いの飲み会もあまりないので、仕事の成果さえあがっていれば、柔軟なスケジュールで働きやすい職場でした。

積極的な姿勢

研修の機会も多く用意されていましたが、常に自ら学ぶ姿勢が重要であり、新人をゆっくり育てるというよりも常に即戦力を求められていました。頑張りやプロセスが評価されるというよりも、結果が全ての世界です。求められている結果をだす為に、どのように仕事をしたらいいのかを考え積極的に行動することが必要です。外資系で働いて出世を目出している方は、常に積極的な姿勢が必要です。

職場について

比較的フラットな職場だったと思います。服装もカジュアルで良い日もあり、フレックス制度を使っている人も多かったです。もちろん上司・部下や先輩・後輩としての関係はありますが、あまり年齢は関係なく思ったことをはっきりと主張できる職場だったと思います。

「外資系で働きたいと思い転職したのに、思ったよりもドメスティックな社風だった」という話も候補者から聞きます。外資系の社風はたくさんありますので、前もって確認をすることが必要です。是非弊社のコンサルタントに相談してみてください!

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